日本古来長い伝統の中で様々な芸術に見られる美(すなわち優美な流れを感じさせる着物、神社・仏閣に見られる建築様式や色彩、水墨画などに見られる『余白』)を、西洋の現代芸術に融合させて、新しい絵画の概念を生み出すべく抽象・具象絵画を描くことを目指してきた。
日本芸術、西洋芸術の双方から想起される自己の内的な心象風景のイメージを具現化しようと試みており、そこには悩みや苦しみから脱して円満・安らぎに満ちた希望あふれる世界がある。
私の作品の数々はそれを強く感じさせる平安の雅、源氏物語を題材にしている。日本芸術における音曲の美(つまり琴や水琴窟の音色)をも意識し、見るものにそれを感じさせようと努めている。
それらを踏まえた上での理想郷的な世界を表現したいと思っており、私の作品をご覧になる方々の心中にそっと染み入り琴線に触れられれば大変嬉しく思う。
私は日本の伝統とそこにある美が世界で再認識されることを願っている。
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